ライターこそ使うべき! ファインマン・テクニック
- ライターエージェント南風
- 2019年2月15日
- 読了時間: 3分
こんにちは!ライターエージェントの藤田です。
突然ですがみなさん、ファインマン・テクニックをご存知ですか?
私もお恥ずかしながら最近知ったのですが、
リチャード・ファインマンというアメリカの理論物理学者が実践した勉強法で、
「新しい物事を効果的に習得するための技術」として知られているものです。
シンプルな4つのステップを通して、
ある物事に関して理解を深めていくというものなのですが、
ファインマン・テクニックを知って、
私が「横文字を多用すること」に抵抗を覚える理由がはっきりわかったんです!
ファインマン・テクニックを簡単に説明すると……
まず、ステップ1では学習したい概念を選びます。
なんでもいいのですが、たとえば、「万有引力」とか「原子」とか。
(私は「概念」という言葉自体も学習したいかも……)
ステップ2では、その概念について、
“だれかに教えるときのように”、知っていることをノートに書き出していきます。
ただし、その教える対象は子ども。全くその概念について知らない子どもです。
平易な言葉で説明しようとすると、
自分がどこまで理解できているのかがわかるというのです。
そして、ステップ3です。
だれかに教えようと書き出していくと、
自分が知っている範囲というのが見えてきます。
知識の欠如に気づけるというわけです。
そこに気づいたら、改めて教科書や資料に戻って再学習。
改めてわかったことを、また書き込んでいきます。
最後にステップ4。
完成したノートを読み返し、
専門用語や複雑な言葉を使っていないかを再チェックします。
説明が複雑だったり、不明瞭だったりする部分が残っていれば、
それはまだ自分が理解しきっていないということ。
知識の欠如に気づき、さらに理解を深めることができるというわけです。
ということで、話は戻りますが、
近年多用されている、というか、どんどん増え続けている「横文字」について、
ちゃんと、上記ステップを踏んでも理解が完璧だ!という状態で
使っている人がどれだけいるでしょうか?
オルタナティブな層、とか
マスなターゲット、とか
グローカルな取り組み、とか……
私は、100%の理解には遠く及ばないので使いません。
普段の会話で使うなら問題ないですよね。
ただ、プロのライターが、
曖昧な理解のままで「言葉」を使うのは好ましくないと思うんです。
つかみどころのない、ぼや〜っとした文章になるとも思います。
専門誌などにおいて、
書き手と読み手が同程度の理解度の状態で使うのであればいいとは思うのですが。
日本語の熟語や慣用句もしかり。
100%理解したうえで使うべきですし、理解できていない言葉があるなら、
ファインマン・テクニックを使って理解を深めていきたいと思う今日この頃です。
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